16 砂利をかませてわたしの歯を砕き/塵の中にわたしを打ち倒す。
17 わたしの魂は平和を失い/幸福を忘れた。
18 わたしは言う/「わたしの生きる力は絶えた/ただ主を待ち望もう」と。
19 苦汁と欠乏の中で/貧しくさすらったときのことを
20 決して忘れず、覚えているからこそ/わたしの魂は沈み込んでいても
21 再び心を励まし、なお待ち望む。
22 主の慈しみは決して絶えない。主の憐れみは決して尽きない。
23 それは朝ごとに新たになる。「あなたの真実はそれほど深い。
24 主こそわたしの受ける分」とわたしの魂は言い/わたしは主を待ち望む。
25 主に望みをおき尋ね求める魂に/主は幸いをお与えになる。
26 主の救いを黙して待てば、幸いを得る。
27 若いときに軛を負った人は、幸いを得る。
15 天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。
16 そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。
17 その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。
18 聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
19 しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
21 八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。
「ルカによる福音書」
2章15節〜21節
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