1 闇の中を歩む民は、大いなる光を見/死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。
2 あなたは深い喜びと/大きな楽しみをお与えになり/人々は御前に喜び祝った。刈り入れの時を祝うように/戦利品を分け合って楽しむように。
3 彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を/あなたはミディアンの日のように/折ってくださった。
4 地を踏み鳴らした兵士の靴/血にまみれた軍服はことごとく/火に投げ込まれ、焼き尽くされた。
5 ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は、「驚くべき指導者、力ある神/永遠の父、平和の君」と唱えられる。
6 ダビデの王座とその王国に権威は増し/平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって/今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。



「ルカによる福音書」
1章57節〜75節
57 さて、月が満ちて、エリサベトは男の子を産んだ。
58 近所の人々や親類は、主がエリサベトを大いに慈しまれたと聞いて喜び合った。
59 八日目に、その子に割礼を施すために来た人々は、父の名を取ってザカリアと名付けようとした。
60 ところが、母は、「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。
61 しかし人々は、「あなたの親類には、そういう名の付いた人はだれもいない」と言い、
62 父親に、「この子に何と名を付けたいか」と手振りで尋ねた。
63 父親は字を書く板を出させて、「この子の名はヨハネ」と書いたので、人々は皆驚いた。
64 すると、たちまちザカリアは口が開き、舌がほどけ、神を賛美し始めた。
65 近所の人々は皆恐れを感じた。そして、このことすべてが、ユダヤの山里中で話題になった。
66 聞いた人々は皆これを心に留め、「いったい、この子はどんな人になるのだろうか」と言った。この子には主の力が及んでいたのである。
67 父ザカリアは聖霊に満たされ、こう預言した。
68 「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。主はその民を訪れて解放し、
69 我らのために救いの角を、/僕ダビデの家から起こされた。
70 昔から聖なる預言者たちの口を通して/語られたとおりに。
71 それは、我らの敵、/すべて我らを憎む者の手からの救い。
72 主は我らの先祖を憐れみ、/その聖なる契約を覚えていてくださる。
73 これは我らの父アブラハムに立てられた誓い。こうして我らは、
74 敵の手から救われ、/恐れなく主に仕える、
75 生涯、主の御前に清く正しく。
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「イザヤ書」
9章1節〜6節

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『あけぼのの光の訪れ』