2 神に逆らう者に罪が語りかけるのが/わたしの心の奥に聞こえる。彼の前に、神への恐れはない。
3 自分の目に自分を偽っているから/自分の悪を認めることも/それを憎むこともできない。
4 彼の口が語ることは悪事、欺き。決して目覚めようとも、善を行おうともしない。
5 床の上でも悪事を謀り/常にその身を不正な道に置き/悪を退けようとしない。
6 主よ、あなたの慈しみは天に/あなたの真実は大空に満ちている。
7 恵みの御業は神の山々のよう/あなたの裁きは大いなる深淵。主よ、あなたは人をも獣をも救われる。
8 神よ、慈しみはいかに貴いことか。あなたの翼の陰に人の子らは身を寄せ
9 あなたの家に滴る恵みに潤い/あなたの甘美な流れに渇きを癒す。
10 命の泉はあなたにあり/あなたの光に、わたしたちは光を見る。


「ヨハネによる福音書」
8章12節〜20節
12 イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」
13 それで、ファリサイ派の人々が言った。「あなたは自分について証しをしている。その証しは真実ではない。」
14 イエスは答えて言われた。「たとえわたしが自分について証しをするとしても、その証しは真実である。自分がどこから来たのか、そしてどこへ行くのか、わたしは知っているからだ。しかし、あなたたちは、わたしがどこから来てどこへ行くのか、知らない。
15 あなたたちは肉に従って裁くが、わたしはだれをも裁かない。
16 しかし、もしわたしが裁くとすれば、わたしの裁きは真実である。なぜならわたしはひとりではなく、わたしをお遣わしになった父と共にいるからである。
17 あなたたちの律法には、二人が行う証しは真実であると書いてある。
18 わたしは自分について証しをしており、わたしをお遣わしになった父もわたしについて証しをしてくださる。」
19 彼らが「あなたの父はどこにいるのか」と言うと、イエスはお答えになった。「あなたたちは、わたしもわたしの父も知らない。もし、わたしを知っていたら、わたしの父をも知るはずだ。」
20 イエスは神殿の境内で教えておられたとき、宝物殿の近くでこれらのことを話された。しかし、だれもイエスを捕らえなかった。イエスの時がまだ来ていなかったからである。





「詩編」
36編2節〜10節

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『わたしは世の光である』