『嵐の中での平安』

「哀歌」
 3章22節〜27節

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22 主の慈しみは決して絶えない。主の憐れみは決して尽きない。
23 それは朝ごとに新たになる。「あなたの真実はそれほど深い。
24 主こそわたしの受ける分」とわたしの魂は言い/わたしは主を待ち望む。
25 主に望みをおき尋ね求める魂に/主は幸いをお与えになる。
26 主の救いを黙して待てば、幸いを得る。
27 若いときに軛を負った人は、幸いを得る。
「使徒言行録」
 27章13節〜26節
13 ときに、南風が静かに吹いて来たので、人々は望みどおりに事が運ぶと考えて錨を上げ、クレタ島の岸に沿って進んだ。
14 しかし、間もなく「エウラキロン」と呼ばれる暴風が、島の方から吹き降ろして来た。
15 船はそれに巻き込まれ、風に逆らって進むことができなかったので、わたしたちは流されるにまかせた。
16 やがて、カウダという小島の陰に来たので、やっとのことで小舟をしっかりと引き寄せることができた。
17 小舟を船に引き上げてから、船体には綱を巻きつけ、シルティスの浅瀬に乗り上げるのを恐れて海錨を降ろし、流されるにまかせた。
18 しかし、ひどい暴風に悩まされたので、翌日には人々は積み荷を海に捨て始め、
19 三日目には自分たちの手で船具を投げ捨ててしまった。
20 幾日もの間、太陽も星も見えず、暴風が激しく吹きすさぶので、ついに助かる望みは全く消えうせようとしていた。
21 人々は長い間、食事をとっていなかった。そのとき、パウロは彼らの中に立って言った。「皆さん、わたしの言ったとおりに、クレタ島から船出していなければ、こんな危険や損失を避けられたにちがいありません。
22 しかし今、あなたがたに勧めます。元気を出しなさい。船は失うが、皆さんのうちだれ一人として命を失う者はないのです。
23 わたしが仕え、礼拝している神からの天使が昨夜わたしのそばに立って、
24 こう言われました。『パウロ、恐れるな。あなたは皇帝の前に出頭しなければならない。神は、一緒に航海しているすべての者を、あなたに任せてくださったのだ。』
25 ですから、皆さん、元気を出しなさい。わたしは神を信じています。わたしに告げられたことは、そのとおりになります。
26 わたしたちは、必ずどこかの島に打ち上げられるはずです。」