申命記
17章14節〜20節
35 朝になると、高官たちは下役たちを差し向けて、「あの者どもを釈放せよ」と言わせた。
36 それで、看守はパウロにこの言葉を伝えた。「高官たちが、あなたがたを釈放するようにと、言ってよこしました。さあ、牢から出て、安心して行きなさい。」
37 ところが、パウロは下役たちに言った。「高官たちは、ローマ帝国の市民権を持つわたしたちを、裁判にもかけずに公衆の面前で鞭打ってから投獄したのに、今ひそかに釈放しようとするのか。いや、それはいけない。高官たちが自分でここへ来て、わたしたちを連れ出すべきだ。」
38 下役たちは、この言葉を高官たちに報告した。高官たちは、二人がローマ帝国の市民権を持つ者であると聞いて恐れ、
39 出向いて来てわびを言い、二人を牢から連れ出し、町から出て行くように頼んだ。
40 牢を出た二人は、リディアの家に行って兄弟たちに会い、彼らを励ましてから出発した。
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